日本の科学力低下を嘆く声が巷間を賑わせています。しかし、人口が減少するのですから、国力も科学力も相対的には低下するのは自然の摂理です。今、必要なことは、高度成長期に享受した成長モデ ルから縮小・維持モデルに転換することです。これをネガティブにとらえる必要は無いでしょう。「24時間戦えますか？」という時代から、ワ ー クライフバランスを重要視するウェルビーイングの時代に進化 したのです。研究者も、実験をアウトソ ーシングして思考に割く時間を増やし、専有する高額備品の購入を減らして研究費を効率よく使うことが求められています。この目的のために、設備や技術支援人材 を集約化したコアファシリティの充実が政府により推進されています。健都イメージングサポート拠 点は光学顕微鏡・電子顕微鏡の技術支援を通じて、小粒でもきらりと光るJapan Qualityの研究を目指すアカデミアと企業の皆様のお役に立ちたいと考えています。

健都イメージング
サポート 拠点長
松田道行